はなごよみ つきごよみ くらしごと
    第24回『旧暦水無月二十二日(下弦の半月)』

    向日葵 ヒマワリ
    花言葉:あなただけを見つめる 情熱 愛慕

    太陽の光を一身に受け
    光輝くヒマワリ

    夏の煌めきを
    ポジティブに見せてくれます

    古代
    太陽神の象徴ともされた
    大輪の花は

    現代でも人々の心を
    明るく照らしています

    「あなたは素晴らしい」

    そんなメッセージを
    届けているヒマワリですが

    愛を告げる花でもあります

    その数により
    伝える意味も変わります

    愛の告白なら3本
    プロポーズには108本

    最愛の人から贈られて

    ヒマワリのように輝く笑顔で
    頷きたいですね

    そして999本のヒマワリを
    お返ししたいな

    なんてロマンチックに感じます

    さて、どんな意味があるのでしょう?

    次回、8月8日
    旧暦七月(文月・ふみづき)の新月

    “秋のはじまり”にお届けします

     

    はなごよみ つきごよみ くらしごと
    第23回『旧暦水無月十五日(望月)』

    ゼフィランサス
    花言葉:汚れなき愛 便りがある 期待

    種類が多いゼフィランサス
    白 ピンク 黄色に花を
    6月頃から咲かせます

    真っ白な玉簾(たますだれ)
    ピンクのサフランモドキ

    この季節の散歩中
    あちこちの庭先で
    可憐な花を見ては顔がほころびます

    ゼフィランサスの語源のひとつ ”風”

    これが花言葉の ”便り”
    につながりました

    メールやSNSで
    どこでなにをしているのか
    友人知人の近況を
    知ることができる昨今

    風の便り

    という言葉が
    いまやどこか
    奥ゆかしいものに感じられます

    あえて今
    そっとSNSを手放し

    風の便りを感じてみても
    よいかもしれませんね

    次回は7月31日
    水無月下弦の半月のころにお届けいたします

     

     

    はなごよみ つきごよみ くらしごと
    第22回『旧暦水無月八日(上弦)』

    アガパンサス
    花言葉:恋の訪れ 愛の始まり ラブレター

    6月~7月に花を咲かせる
    アガパンサス

    その名はギリシア語に由来します

    agape アガぺ 「無償の愛」
    anthos アンサス 「花」

    すらりと伸びた茎に
    小さな花が集まる
    半球状で華やかな姿

    風に揺れ
    雨に打たれ

    それでも清らかな空気を纏い
    爽やかなエネルギーを
    放っています

    紫君紫蘭

    ムラサキクンシラン

    誠実で誇り高さを感じる和名は
    アガパンサスによく似合います

    鬱々とする長雨と
    うだるような暑さの季節

    愛の花を眺めながら
    心を鎮めて

    心身を養生しましょう

    次回、7月24日
    水無月の月が満ちるころ
    お届けいたします

     

    はなごよみ つきごよみ くらしごと
    第21回『旧暦水無月朔日』

     

    山法師 ヤマボウシ
    花言葉:友情

    6月~7月にかけて
    花を咲かせる山法師

    かつてはその開花を
    田植えの合図としていたとか

    秋には赤く甘い実をつけ
    その葉は色づき
    見る者を楽しませてくれます

    旧暦では水無月
    6月となりました

    梅雨も間もなく明け
    日差しとともに夏が深まります

    旧暦では6月は晩夏
    秋の始まりにむけて
    少しずつからだをととのえましょう

    夏の疲れに無理は禁物
    養生 養生 と声に出し
    からだをいたわってくださいね

    次回7月18日
    上弦の月が空に浮かぶころ
    お届けいたします

    はなごよみ つきごよみ くらしごと
    第20回『旧暦皐月二十三日 下弦』

     

    半夏生 はんげしょう
    花言葉:内気

    昼がもっとも長くなる夏至をすぎ
    梅雨も終わりを告げるころ

    暦は「半夏生」を迎えます

    夏至から数えて
    11日目ごろから5日間

    田植えの疲れを癒すため
    ゆっくりと養生するようにと
    言われる期間です

    そのころに花をつける
    半夏生

    開花のこの季節に
    葉を半分だけ白くします

    その姿が
    半化粧をしたようだと

    この名がついたとか

    蒸し暑さが堪えるこの季節

    緑に白の化粧をさした
    ちいさな野の花に
    涼やかさを感じて

    次回、7月10日
    水無月のはじまりに
    お届けします

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花のこと