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第35回『旧暦長月十五日(望月)』
はなごよみ つきごよみ くらしごと
第34回『旧暦長月八日(上弦の半月)』
菊 きく
花言葉:高貴 高潔 高尚
明日は旧暦九月九日
この日は日本で江戸時代に制定された
五節句の内
重陽(ちょうよう)の節句
古来「陽=奇数」を良き数として
奇数の重なる日を吉日としていました
陽の重なる日
菊の花の盛りのこの頃
菊の花に夜通しかぶせた真綿に
朝露をふくませ
顔やからだを清める
老いを遠ざけ
長寿をもたらすと
そう信じられていました
まだ暑さの残る新暦の9月9日
旧暦の重陽のころには
朝晩はひやりとし
菊の花についた朝露が
きらりと輝きます
季節の表情を確かめ
秋の深まりに
心を寄せる
そんな暮らしも
たのしいものですね
次回10月20日
旧暦長月満月 土用の入りにお届けします