はなごよみ つきごよみ くらしごと
    第34回『旧暦長月八日(上弦の半月)』

     

    菊 きく
    花言葉:高貴 高潔 高尚

    明日は旧暦九月九日
    この日は日本で江戸時代に制定された
    五節句の内

    重陽(ちょうよう)の節句

    古来「陽=奇数」を良き数として
    奇数の重なる日を吉日としていました

    陽の重なる日

    菊の花の盛りのこの頃

    菊の花に夜通しかぶせた真綿に
    朝露をふくませ
    顔やからだを清める

    老いを遠ざけ
    長寿をもたらすと

    そう信じられていました

    まだ暑さの残る新暦の9月9日

    旧暦の重陽のころには
    朝晩はひやりとし
    菊の花についた朝露が
    きらりと輝きます

    季節の表情を確かめ
    秋の深まりに
    心を寄せる

    そんな暮らしも
    たのしいものですね

    次回10月20日
    旧暦長月満月 土用の入りにお届けします

     

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