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第32回『旧暦葉月廿三日(下弦の半月)』
はなごよみ つきごよみ くらしごと
第31回『旧暦葉月十五日(中秋の名月)』
曼珠沙華 マンジュシャゲ
花言葉:情熱 思うはあなた一人
昼と夜の長さがほぼ等しくなる
秋分の日
前後3日を加えた7日間は
秋の彼岸として
多くの方がご先祖を敬い 偲びます
西にあるとされたあの世と
もっとも近づく日と考えられています
そんな秋の彼岸のころ
曼殊沙華が美しく咲きます
サンスクリット語で
天界の花という意味がある
曼殊沙華
あの世とつながる時期に咲き
根に毒を持つことから
彼岸花 幽霊花 毒花
すこし背筋が凍る名を合わせ持ちます
儚い夢物語のような
美しい赤き花
中秋の名月
冴えわたる月明りのもと
頬をなでる
ひんやりとした秋風を感じる夜に
神秘的な姿を愛でる
ちょっと変わった月見も
一興かもしれません
次回、9月29日
下弦の半月を迎えることに
お届けいたします