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第30回『旧暦葉月八日(上弦の半月)』
はなごよみ つきごよみ くらしごと
第29回『旧暦葉月朔日(新月)』
薄 芒 すすき
花言葉:活力 心が通じる
尾花とも呼ばれる すすき
秋の七草のひとつです
旧暦の八月=葉月(はづき)の新月
仲秋がはじまりました
この月が満ちると
中秋の名月と呼ばれます
空気が冴え
夜空の星や月がキラリと輝く秋
日中のあたたかさは
まだ夏を思い出しますが
夜空を眺めると
秋がまたひとつ深まる様子を感じ
どこかきゅんと切なくなります
物憂げな心を呼び起こす秋
美しく広がるすすき野
風にゆれながらも
スッと背筋を伸ばして佇む姿に
凛とした強さを感じます
セイタカアワダチソウとの
生き死にの戦いを続け
今はともに生きる道を歩むすすき
生命力の強さが
花言葉「活力」に繋がっています
秋は冬に向けて
力を蓄えるとき
実りの季節です
月が満ちてゆくのを日毎眺め
生きる力を
自らの内にも感じましょう
次回9月14日ころ
葉月の上弦の半月が訪れるころに
お届けいたします