はなごよみ つきごよみ くらしごと
    第44回『旧暦霜月二十四日』

     

    南天 ナンテン
    花言葉:私の愛は増すばかり

    日本や中国に自生し
    多くの家で庭木として
    愛されてきた南天

    ”難を転ずる”という
    語呂あわせから
    縁起のよい木として
    知られています

    夏に咲かせる白い花には
    深すぎる愛
    募る愛
    という花言葉が添えられ

    冬になると赤く色づく実には
    幸せ
    よき家庭
    という言葉が寄せられます

    魔除け 厄除けの効果が信じられ
    お正月飾りとしても
    ひろく使われる南天

    果実を乾かした南天実(なんてんじつ)は
    解熱・咳鎮めに効果があります

    薬草としての力も
    持ち合わせる南天が
    愛や幸せの言葉を持つのは

    日々の暮らしこそが
    幸せの象徴で
    そこに深い愛を
    感じていたからかもしれません

    新暦では2021年が間もなく終わり
    新しく2022年を迎えます

    今年はどのような1年でしたでしょうか

    旧暦では月があと一巡りいたします
    月の動きに合わせてお届けしてきた
    はなごよみ つきごよみ くらしごと

    のこり1月となりました

    次回は1月3日
    師走の新月のころに
    またお会いしましょう

Information

花のこと