はなごよみ つきごよみ くらしごと
    第45回『旧暦師走朔日』

    千両 せんりょう
    花言葉:利益 裕福 財産 恵まれた才能

    幸運の印とされる赤い実を
    寒さ厳く冬の極まるこの時期に
    たわわと実らせる千両

    夏頃に控えめに
    緑の花をつけます

    江戸時代までは
    仙寥花(センリョウカ)
    とよく呼ばれていました

    たわわに実ることから
    財を成すことにつながり
    花言葉がつけられました

    赤い実がよく知られますが
    黄 紫 白と
    さまざまな色の実をつける品種があり
    なかには入手が難しいものも

    左右対称のギザギザの葉に
    赤い実が実千両を
    縁起のよい飾りとして
    お正月にいけられるご家庭も
    多いのではないでしょうか

    彩りが少なく寂し気な季節に
    華やかさを加えてくれる千両

    新たな1年も実り豊かでありますように
    ともに祈ってくれているようです

    次回1月10日
    師走の上弦の半月が夜空に輝く頃
    お届けいたします

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花のこと